魔法の裏側

雑記

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手品師 兼 YouTuberとして活動する男性がいる。スキンヘッドにサングラスと髭。一見、強面ながら、軽快な語り口と華麗な手さばきで“手品の種明かし”をするユジックさんだ。配信を始めたのは3年前。これまでに400本以上の“種明かし動画”を投稿し、中には280万再生を超えるコンテンツもある。人気の一方で、「(種は)知りた...

学生の頃マジックをかじってて
サークルから著名人を輩出したこともありました
手品というのはタネがわかると新たな楽しみ方が生まれる一方で
不思議を純粋に楽しむ感覚は薄れてしまうんですね

本気で知りたいなら情報は開かれてるけど
思いつき程度の勢いでは知らない方がいいといったことを先輩が言ってました
まさにその通りだと思います

なのでテレビでマジシャンが見せる種明かし付きマジックは
だいたい汎用性の低い(他のマジックに応用しにくい)やつが多い
たまに基本技法見せてるの見かけると不安になるw

さて
テレビみたいな受動的メディアと比べて
ネット動画はクリックして自己責任で見る形になるため問題があるとまでは言えない
特定のマジシャンのオリジナルネタをバラしたらトラブル必至ですが
基本技法を紹介する類のものはルール上責められない
元々一般公開されてるものを編集しただけですからね

とはいえ
本来本屋やハンズの片隅などにひっそり存在する類の情報なんですよ
YouTubeなんて軽い気持ちでクリックする人も多いでしょ
今後予備知識なしで新鮮に見る人の割合が露骨に減りかねない

たとえば生態バランスが崩れないように
暗黙のルールで皆が漁獲制限し続けてきたエリアで
「禁止されてないからいいでしょ」とごっそり持ってっちゃうようなもんです
品性が美しくないというか
少なくともそりゃ同業者は怒りますよと

マジックグッズの専門店で
インターホン鳴らして鍵開けてもらわないと入れないところがありまして
看板を出してない隠れた店ですが
別に紹介制という訳ではなく一見で入れる
入場料をとられる訳でもない

ただ「魔法の裏側を覗くなら最低限の覚悟をしろ」という敷居を設ける、
あれこそマジック関係者のあり方を適切に体現してるんじゃないかなあ。

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