任侠系はあんまり見たことなくて
何の気なしに見てみたらこれがかなり良かった
※しっかりネタバレします
暴力団に対応する警察の話で新たに配属された優等生系の若者視点、
しかもポップな俳優がちょいちょいいて
ジャンルビギナーが非常に入りやすい形です
(流血・残酷描写のため人は選びますが)
自分の正義のためなら暴力等の非合法手段も問わないベテラン先輩と過ごして
徐々に理解・感化されていくわかりやすい形に加え
演出やセリフ回しに遊びがあって見応え十分
ジャパニーズマフィアを紹介する作品として積極的に輸出できそうです
ただどれくらいリアルかはもちろんわからんｗ
まあ公務員に限らず規律が緩くてヤクザにもっと力があって
荒っぽい戦いをするしかない時代はあったんだろうな
悪を裁くために悪の手段を用いていいかというのは一つの議論テーマになり得ます
まさにこのリアリティの部分で
日本のヤクザの抗争にあんまり堅気巻き込むイメージがないため
｢どんな手を使ってでも止めなければ｣って基本姿勢が若干ピンと来ない
(何なら潰し合うの待ってから検挙する方が楽なのではとさえ思える)
差し迫った危機がないなら合法的に粛々と取り締まってくださいだもんね
また特定の組とやたら距離が近いのも謎
比較的マシなところや御しやすいところと組むことで
全体をコントロールしようって方針なんかな
あと先輩の黒い疑惑については
役所広司だから結局いい人なんだろうな～と予測できてしまうのがもったいない
虫けらのように雑に殺されるインパクトは幾分増すかもですが
それにしても広島弁だと反社はよく映えるなあ
…と言ったら失礼にあたるんだろうか。
