大逆転裁判の続編というか前後編の後編
残された謎たちを全部まとめて片づけます
ソフト2本にわたるだけの価値ある圧巻の大作
文句なし、語るべきこともあんまりないかも
例によって個人的にはシリーズ1～3くらいの重すぎない緊張感で
ネタを愛でながらリラックスして楽しめる方が好きではある
ただやっぱり元祖タクシューだからかシリアスな展開の中でも笑いが効いてて
｢逆転｣のワードへの意識が強くある
個々の事件・目の前の謎を解くことで全体の謎が解明されてく形、
時代設定やホームズネタの絡め方、
主人公を立たせつつ各キャラにしっかりある存在感
すべてに満足です
ADVらしく背景を調べての会話も楽しめる
｢つきつける｣は不発が多くて軽く試す程度だが
バンジークス卿が｢私は何毛連盟なのだ｣って悩むシーンは最高
こういう発見があると報われてモチベーションが続くんだわ
特にホームズは活躍しすぎるとプレイヤーの参加余地がなく
ポンコツすぎると原作へのリスペクトを欠いてしまう中
いい塩梅で出し入れしたなと感心します
前編との比較で言うと
終盤畳みかける関係で軽めのエピソードが序盤に集中
陪審モードが減って基本形に近づいて
難度はほどよい歯応えになったかと
あえて挙げるなら
御剣ファンははっきり御剣の祖先を描いてほしいと思うかも
狩魔の名前だけ出したところに熟考の跡を感じないでもない
あとキャラの立場や立ち回りで見れば
過去作の焼き直しのパッチワークとも言えるので
まったく新しい逆裁を見たい人のニーズには合わないかな
犯人当て場面もほぼなし
性癖や潮時など誤用の定着した言葉を強調して正しく使ってくるあたりには
日本語への意識の高さが窺えます
クリエイターであると同時に物書きなんだなあ巧舟
なおまた宝塚でやるようですね
エロ・グロのないファミリーエンタメって点で相性よさげ
恋愛カラーは薄いけども銀英伝やれるならやれるわなｗ
