綾里真宵(逆転裁判)を語る

ゲーム

逆裁6まで終えて感想を語る前に
一度マヨイちゃんについて振り返っておきたい
という前座的なエントリー

世の中の多くの物語においてヒロインポジションは目玉、看板娘ってやつで
ファンをがっちりつかみ作品世界に引き込むため
可愛く、ときに多少エロく造形されます
コナンの蘭、金田一少年の美雪、ダンガンロンパなら霧切さんなど

そのへんの面々と比べたときマヨイちゃんは圧倒的にもさい
ハイティーンの女子で、決してブサイクではない、いやかわいいんだとは思う
ただ霊媒師という特殊な属性とヴィジュアル、明るく無邪気な言動が
視聴者の“女として見るセンサー”を回避させる

端的に言うと
たぶんこの娘のエロ同人を描く奴はいない
※思い立ってざっと見てみたら皆無ではなかった(女性の描く純愛ものかな)
どうやら一番多いのは成歩堂×御剣

まあこれは主人公との恋愛関係を想定したタイプの話ではあるが
同じ逆裁シリーズでも後に登場するみぬきやミクモは
同様に奇抜な属性持ちで
成歩堂や御剣と年が離れてて(=恋愛要素なし)色気もゼロ、なようで
なんだかんだ可愛いから頑張ればエロ同人が描けないことはない
(他に言い方ないのか)
たいていの作品でこのへんのラインは無難に押さえとく訳ですね

つまりまあ
このビッグタイトルの中心にいるヒロインがこんなにもっさい女だってことが
希少で実に面白く
シリーズの魅力を1つ底上げしてるんです

しかし第4作の新展開により存在を抹消され
第5作でも手紙のみの登場、とマヨイロスの時期に突入します

といっても「成歩堂がピンチの間どこで何してたん?」的な疑問が主だったんですが
第6作でやっと再会をはたし、(被告なのに)弁護士席の隣に彼女がおさまったときの
ホーム感、なつかしさ、「これが逆裁だよ」って気持ち
思わず「おかえり、結婚しよう」って言葉が浮かびましたよ

今まではみちゃんが一人で盛り上がってるだけで
女として見たことなんてなかったはずなのにこの感情は何だ
僕はこんなにも君に会いたかったのか…

直後、不審人物感全開のダッツから
「ヘンな髪型である!」と指差して笑われたときは
俺の嫁になんと失礼な
って思いと
その通りだよ!よく言った!
って思いが入り混じったものです(後者が8割かな)

つまり何が言いたいか
逆転裁判に壮大なストーリーはなくていい
ただマヨイちゃんが隣で茶化したりアホ面したりしてくれればそれでいいんだってことを
強く再認識したと

ありがとうカプコン
今度は日常のほのぼのしたADVも作ってください。

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