逆裁シリーズ堂々の完結
幾分ネタバレ不可避です
序章エントリーもどうぞ
主人公が後付けされた設定としては最大級でしょう
前作で付与された親友に加えて
本作では異国育ち&生みと育ての親がどっさり乗りました
逆転検事2も御剣のオトンの時代を盛大に掘り下げたけども
オトンの設定は初代の時点で語られてるのでやはり格が違う
それでも破綻なく繋がってて(たぶん)
4からの新展開の決着、別れた仲間との再会だけでなく
弁護士という存在そのものを問い
霊媒のルーツをたどる“全部乗せ”感からは
「これが集大成」というスタッフの意気込みが暑苦しいほど伝わってきます
また旧友との対決に始まり呪縛を解いてやるという展開は
初代(成歩堂VS御剣)への原点回帰ともとれますね
そんな訳で
盛大で劇的で面白いのは間違いない
日本語⇔クライン語の翻訳どうなってんのとか
託宣より霊媒して直接訊いた方が確実じゃね?とか
突っ込むのがヤボなくらいすばらしい、のだけれど
(前も言ったとおり)俺の見たい逆転裁判はこっちじゃない…
壮大じゃなくていいんだよ
軽いノリで笑い飛ばしたいんだ
3や検事2のまとまりが良すぎて成功体験追っちゃうのかな
坊さんの壮絶さはもはやダンガンロンパの世界観で
裁判やるごとに命賭けさせられる重さも然り
さて詳細
いろいろ思い出されるタイトルを全部挙げることはしませんが
避けて通れないのはマイノリティ・リポート
犯行の瞬間を映像化する能力とそれを逆手に取った工作が目玉で
それを司り毎度毎度2分近い舞を披露してくれるのが
姫巫女レイファ様です(レイファンではない)
動物園がないことに対して「つまらんのう」と本音漏らすシーンがすごい好きw
熱かったのはついにマヨイと再会して
定位置(弁護士の隣)に迎えたときで
「そうそう、これが逆転裁判だよ」と感慨
さらに皆が見つめる中霊媒を決めるシーンは鳥肌
…からの坊さん化でバカ笑いでした
(半裸のまま元に戻ってキャー的な展開かと思ったけど
シリアスでそんな空気じゃなかった)
助手参加がここだけだったのは実に残念です
なお彼女が容疑かけられたりさらわれたりするのはよくあることなので
そこは特に何ともなかったですね
身内亡くした人に経験者として寄り添う感じが続いて再認識したのが
このシリーズのキャラの身内殺され率が高すぎること
犯罪都市米花町民もハダシで逃げ出すでしょう
さらに殺人容疑かけられ率や
身内が殺人したケースも加えると恐ろしいことに…
なのでせめて生きてる人は名乗り出てほしいと思ってたら
エンディングでさらっと触れられてホッとしました
続いて気になったポイント
前作が難度低めだった反動か裁判パートはなかなかハード
しかも謎が入り組んでて
二転三転すると事件の全体像を見失うのが難点です
(自覚あるのかヒントとコンティニューは親切)
また最後にラスボス感満載のラスボスがどっしり控えてるんだから
プロデューサーとか政治家あんなに悪役臭出さなくてよかったんじゃないかな
何ならナユタも結構不快なのにw
ってか一座への憎悪は結局ただの逆恨みだったんだろうか
そのへん余計に全体の空気重くなる中
ダッツの陽気さは救い、一人で奮闘してくれた
地味にドゥルクより年上なのよ
年相応の落ち着きなんてガン無視のダッツがMVPです
で
相貌失認て別に顔がのっぺらぼうに見える症状じゃないんだよな
たとえばペンギンの群れとか、個体の識別ができないだけで顔自体は見えるでしょ
なんか誤解与えそうだなと
某打越作品で「顔が見たかったんだ」みたいなセリフ見たときも同じこと思った
あと5話は人質が自力で脱出して日本へ旅した後
自ら人質に戻りにいった形になってしまうのでは…
それと今回はつなぎ位置の4話がちょっと弱かった
正直ナユタじゃなくてよかったんじゃないかって話をしたい
だってこの人2話から日本→クライン→日本→クラインって移動しすぎなの
しかも3話で国に衝撃走って革命の気運が、ってときに
わざわざ出向いてくるほどの大事件か?と
ここ距離感縮めると最後の別れ軽くなっちゃうし(台湾くらいの距離に感じる)
ぶっちゃけ彼、歴代メイン検事と比べて魅力弱くないですか
出番も十分あるってことで
他のベターな人選を考えてみる
①ユガミ→ココネを助けるポジションで参加させたい
②ガリュウ→優しいせいでバトル感弱まりそう
(でもグラフィック作成済みなので省エネ)
③ゴドー→雰囲気ユガミとかぶる&健康状態が心配
④メイ→ベストチョイス!
って具合で、メイ出したらもっと盛り上がったはず…でもまだダークホースがいた
検事2のイチヤナギ君ですよ
ボンボンの彼が覚醒した後年月を経て
(間抜けさ残しつつ)立派に成長した姿を見せてくれたら意外性があって
過去作の宣伝にもなったんじゃないかと
いろいろ言いつつも存分に堪能したのは確かです
成歩堂龍一や倉院流霊媒道を名付けた段階では想像もしなかっただろう世界を
よくこれだけ広げたなあと感心するばかり
ただ「龍は屈せず」など龍推しで来たのに龍一の名前に触れなかったのと
龍の紋章は勾玉の反転だ、って話がなかったのは意外でした。
