俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第220回のお題はつまずく
段差なき廊下にこける春日中
四春
よく言うように基本無いものを描写する余裕はないのよ
ただこの場合「何もない場所で転ぶ」ことに意味があって
しかも廊下には絶対段差がないとも言えないのが悩ましいところ
とりあえず字数の節約を考えてみる
修正指令
“段差なきはあえて言うなら「平ら」くらいかな
春日中という言葉はないので別の自然な言葉に変える”
春の昼と書きたいならそれにあたる季語を探さなきゃ
そこ横着しちゃダメよ
第二稿
午睡後の平らな廊下にこける春
表現は自然になったんだけど内容の方向がよくない(あと中八)
説明になる上これだと寝ぼけたのが理由になっちゃって意味がズレる
かと言って「老いのせい」と明言しても説明になるため
エッセンスだけ残してシンプルにします
啓蟄や平らな道に躓きぬ
こけるは口語っぽくて使いにくいかも
査定は凡人マイナス。