俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第5回のお題は銀座のイルミネーション
ディケンズの庭につましく光るツリー
四春
パッと見雰囲気あるかな…ん、ディケンズの庭って何だ
特別な意味はなさそう、子孫の邸宅くらいしか思いつかなかったけど
全体を見ると普通に生前のディケンズに遡ればいいのかな
イギリスの大衆文学作家ディケンズと簡素さ、クリスマスの取り合わせがマッチ
自由な発想もいいですね
季語はクリスマスツリー、聖樹(せいじゅ)とも書けるそうですが
英語圏の句ですし文脈的にツリーだけで十分かと
惜しいのは「つましく」
説明というやつか、要は見えないので
光るを描写してつましさは読み手に想像させましょう
あと散文的なのを語順変えて視点が寄ってく感じにします
ディケンズの庭にツリーの灯の仄か(ほのか)
ちょっと優しい印象ですね
もの悲しい方向にするなら
ディケンズの庭にツリーの灯のぽつり
こんなんでどうでしょう
ぶっちゃけディケンズのイメージがクリスマスキャロルくらいしかない
教養豊かな方ならもっと味わい深いかも
凡人の上の方査定です。