俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第142回のお題はコーラ
夏の海赤茶炭酸飲料水
四春
情報がスカスカ!
季語の後十二音全部使ってコーラって言ってるだけよ
文学作品なら「赤茶の炭酸飲料を流し込んだ」とか気取ってもいいかもですが
字数の限られた俳句では避けるべきでしょう
百歩譲っても飲料水は蛇足、の旨伝えた上で第二稿
夏は汗向こう岸から来たコーラ
問屋が紹介に来てた思い出とのこと、ただそこまでは入れられず
正直海岸にでも流れ着いたように見える
舶来って言えば誤解なく短く済みますね
字数が長く物の説明をしただけって点で一見変わらないようですが
日本にやってきたってのはある種の動きであって時代の感触もあります
(もはやコーラに異国感ないし)
表現はともかく内容の質は改善、魅力が増したのでは
店の夏舶来なりし瓶コーラ
夏は~がちょっと攻めてる分(枕草子的な)ジャッジ困難で
作者の工夫として残そうと思ったら季重なりだったためカット、
漂流の可能性を潰しつつ問屋に寄せてみました
一稿才能ナシ、二稿は凡人ながら内容に希望がもてる感触です。