もっと…もっと…?

言葉

ふと気づいたら気になったどうでもいい話

サッポロビールのキャッチコピー“乾杯をもっとおいしく”の
「もっと」って何だ
なんか違和感がある

つまりですね
美しい食器で食事をもっと美味しくとか
機能的なグラスでワインをもっと美味しくみたいな
ベースのおいしいに対する上乗せだったらわかるんですよ
いわば拡張パーツ用の形容表現を、なんで本体に使ってんだ?

家族や友人との食事の時間を酒で豊かに、って解釈も考えました
でも「乾杯を」の時点で酒ありきなのでそれは通らない

いや~何を些細なことをと呆れる方が多いかもしれません
ただコピーって繰り返し繰り返し押し出されるものだから
疑問や突っ込みの余地がないに越したことはないですよね

(ついでに言うとバイトでサッポロビール売ってたことがあるため
一番好きなビール会社です
非難ではなく純粋な疑問)

考えつく限り唯一意味が通るのは
“今皆さん他社のビール飲んでますね
もっと美味しい我が社のビールに変えませんか?”
この解釈です
ライバルに対して敵意むき出し!
まあアグレッシブなだけで礼儀や常識に反するほどの内容ではない

なお検索してみると
乾杯をもっとおいしくの複合の候補に「意味」は出てきますが
正解が書いてあるサイトは見当たらなかった…

ってことで、ダメ元でサッポロに直接問い合わせてみたら
なんとお返事をいただけました

転載はよろしくないようなのでコピペせずお伝えすると
お客様のおいしい乾杯をサッポロビールがもっとおいしくしていくとのこと

言ってしまえば進次郎構文(繰り返しただけ)ですが
あえて表現すればもっとの対象は乾杯という概念全般ということです
つまりオブラートに包まないとやっぱり他社…いや、
過去の自社よりさらなる高みへ、でも意味は通るのか

う~ん
言葉の探求としてはあんまり面白くない結論だ
でもこんな質問に応えてくれたサッポロの丁寧さはすばらしい
うだうだ言うより黙ってサッポロビールなのだ。

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