『知のハルマゲドン』

小林よしのりと浅羽通明の対話
ゴー宣初期シリーズの頃の本で話題に上る事件は古いが
内容の問題意識はしっかり今に通じてる
統一教会や表現規制についてがっつり語ってます

思想界の流れやゴー宣の位置づけの解説がわかりやすく
悪質な言論を駆逐するより表出させて対応するという発想は健全で支持できる
また過激な活動も暴挙への反動としてある程度容認すると言われると
確かになあと姿勢を改めさせられる

考えてみるとよしりんってキンコン西野と共通するものがあるかも
エンタメをやりたいけど他の部分が注目される、プロフェッショナルへの敬意、
何より制作のプロセス・裏側を売ってる

悪徳宗教にのめり込む人たちをリアル軽視の理屈屋と捉える節があるけれど
昨今の過剰な表現規制も根は同じと言えるでしょうか
それとも抑圧の反動として優しく受け止めるべきものでしょうか。
タイトルとURLをコピーしました