俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第182回のお題はハプニング
ウクライナ焦げ崩れ落つ蜃気楼
四春
ハプニングという言葉にしろサンプルの写真にしろ
ウクライナの悲劇をここで扱うのは違和感しかないが、ともかく来たものは受け付けよう
修正指令
“中七が漠然としてて内容が弱い(具体性がほしい)
そのままいくにしても主語を入れるか名詞で言うか”
主語がなくてふわっとしてて
かと言って廃墟や瓦礫と表現しても一般的なイメージの域を出ないんですね(恐ろしいことに)
つまり「球場で野球を観た」くらいストレートなので
「球場で隣の客と抱擁した」みたいな具体性があるといい
よく実体験を詠めっていうのはそれが理由だと思います
第二稿
ウクライナ黒ビニルの民はだれ雪
踏み込んだのは良かった
ただ解読できない…
確認したところ遺体を処置した様子とのこと
ではそこわかるようにして
「ロシアのウクライナ侵攻」を前書きに押し出します
はだれ雪亡き骸覆う黒ビニル
残念ながら意味が伝わらないため才能ナシ査定ですが
言おうとしてる内容は悪くないかな
一日も早くウクライナに平和が戻ることを祈ります。