勝手にプレバトvol.166

勝手にプレバト

俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第166回のお題は秋の東京駅

 帰省せむ放たれ跨ぐマスクして
                 四春

もっとも重症の類
どうやら緊急事態宣言から放たれて県境をまたぐらしい
それは要約じゃなくてただの虫食い文ですよ

修正指令
“中七が難解すぎる
緊急事態云々を言うのは無理”

文字数使いすぎるし行政の情報で季節感もなし
言外に匂わせるかどうしても入れるなら前書きでしょう

さて第二稿

 帰省せむ県境跨ぐマスクして

やっと意味がわかるというか、普段のスタートラインくらいに来ました
ちょっとここでは終われない

修正指令その2
“帰省はたいてい県またぐから中七不要
「せむ」と「して」も重要じゃなければ要らない”

一応帰省とマスクは両方季語なものの
通年の感染対策としてのものなので弱まると見ていいでしょう
(これ切るともう原形なくなるし)
(なお帰省は夏の季語です)

という訳で初の第三稿

 非外出三月後帰省マスクして

やや悪化したか
強引に詰めて言葉が不自然かつ難解、かつ時間の幅あって焦点がぼける

世間の外出自粛期間と読むと始点が三か月前ってことはないから
個人レベルで工夫して完全なステイホームを実施してたと解釈します

 マスク帰省三ぶりの外出

せめて時制を凝縮、それでも説明的だなあ
一稿目から才能ナシ・凡人マイナス・才能ナシです
お題にこだわって想像で創作するより発想とばして実体験に寄せた方がいいと思うよ
時事うまくいったの見た印象もなし。

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