俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第21回のお題は春の鮮魚店(やっぱりネタ切れ感)
リヤカーに残れる魚雀の巣
四春
これはいい句っぽいね
ストーリーを感じさせる、なんで残ってるんだろうって想像の余地がある
悩みポイントは2つ
・魚の種類特定した方がリアリティ出る、
と思ったんですが季語の魚だと重複しちゃうし
雀の巣が主役だから漠然とさせたままでいいのかな
・巣できるくらい時間経ってるなら｢残れる｣は言う必要ないか、
いやそもそもリアカーに巣作るか？たむろしてる状態を巣に例えたのか？
と、迷宮し出したためいったん作者コメントを見てみる
｢氷見、早朝、老婆がリヤカーをひいて、常連客と道端で近所の噂話｣
おっとほぼ原形がないぞ
雀の巣はやっぱり比喩か取り合わせの高等テクか…
とりあえず意図どおりやってみる
リヤカー止め老婆は駄弁る氷見の春
収まらないし取捨選択はあれどリヤカー以外総替えは必至
ただ句だけで解釈しても成立はしそう
リヤカーに残れる魚と雀の巣
魚、巣と直でブロックだけ並べず助詞を挟んで、｢うお｣にしましょう
リアリティと味わいがちょっと弱い分才能アリ寄りの凡人査定かな
なんか高評価のときはだいたい意図どおりの句じゃない気がするｗ
