俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第162回のお題はプレバトのランキング席
栗三年吾に一票初句会
四春
お題を順当に置き換えましたね
わりとちゃんとした形で
三段切れかもですが七・五の繋がりで違和感なし
修正指令は一点
“「三年」を言うと季語の栗が弱まる”
です
栗だけなら三年を含む物体である一方
栗三年はあくまで時間の長さで栗はただの例示になっちゃいます
順当に修正された第二稿
栗拾い吾に一票初句会
これはハマった
時間のかかる実を拾ったことと俳句の腕を磨いてきたことがマッチ、
かつ季語もそんなに弱くならない
直しナシの良作だ、と意気揚々としてハッとする
…初句会って言葉すでにあるんじゃない?
調べたらやはりありましたよ
しかもバリバリの季語
つまりは季重なりで
栗の季節にその年最初の句会をやるという状況になってしまう
一稿に戻せばちょうど栗の方が薄まってバランスはとれますが
そもそも初句会ではなく個人的な初めての句会を詠んだものなので
直すべきはこっちでしょう
栗拾い初の句会に一票得
得は終止形の「う」と連用形の「え」どっちでもいけますね
そういうときは振り仮名要るのかな
早く気づけばよかったわ
一稿凡人の二稿はノーカウント、でも内容は悪くないはず。