俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第173回のお題は人生ゲーム
行く末にマスク生活あと二年
四春
そのくらい続きそうって書いてあるんだけど、
修正指令
“これだとあと2年で終わるように読めるよ
行く末には情報重複してるから要らない
マスクは感染対策と考えると季節性がないから季語がほしい
もう全部変えちゃってもいいかな。まあお好みで”
予測なのか予言なのか願望なのかなんだかわからないので
詠み手の思いがぼやけちゃうんですね
一定の形にできなくはなさそうだけど
やっぱり素人は五感情報で構成するのが安定だと思う
お題に縛られすぎないのは珍しくいい傾向
推敲句
人の世の一寸先に秋の空
変えたようで根本の部分は残したか
でも並べて見ないと察せないし
上五の情報が弱い点も変わらず
あと秋の空ってめちゃくちゃポジティブなワードなんですが
一寸先に続けるとやや違和感
そもそも比喩として使うと季語が弱まるって話でもある
限られた字数ですし
まずは具体的直接的に表現することを習得しましょう
初松籟マスクを外す日よ来たれ
核心はこれですよね
で季語と合わせればとりあえず俳句になる
新年を迎え明るい未来を見据えるイメージ
あるいは冬を耐え忍ぶ方向なら
寒灸やマスクの要らぬ明日を待つ
こんな具合でしょうか
言葉の意味はわかるってことで両方凡人マイナス、二稿目が若干ベターかな。
