落合陽一が語るなかなかの電波本
勝手に飄々と常人離れしたイメージをもってましたが
機械化を推す一方文系の教養もあったり
日本の歴史や文化を重視する人なんですね
それもただ肯定するだけでなく
強みは何か残すべき性質は何かを分解する思考は合理的かつバランスがいい
危機感や熱い思いがあって
自ら精力的に行動することに加え行動する人間を育成してる点も意外、
かつ感心しました
ずばり支持しない理由がない
それだけに
なんでこんな読みづらい本に仕上げたのか解せない…
アートに生きてる自分を演出するならこれでいいでしょうが
国民一人一人の意識改革を訴える内容なのに
マスに理解させようって意志が1ミリも感じられないwとにかく説明不足
助手とかインフルエンサーが噛み砕いて広げてくれる算段なんでしょうか
「意味がわかる言葉でしゃべることが重要」の文言をそっくりそのままお返ししたい
また前半注釈過剰なほどの熱量でとばした後、急に失速し
そうかなあと腑に落ちない点も出てきます
それでも
未来をつなぐための大切なエッセンスは散りばめられてるから
なんとか我慢して読んでほしい、そんな一冊です(何様)
なお
各々母国語で会話できる状態の説明で攻殻機動隊(実写)に言及があって
私は即座にバイストン・ウェルを思い出しましたよ
あと網膜に映像照射ってのはもろEver17の世界ですねー
ここまで早く機械が発展するかはわかりませんが
遅かれ早かれの未来ってことで、見据えた行動をしてく意義はあるでしょう。