『ハイテク犯罪捜査入門-基礎編-』

もう15年くらい前の本だから最新事情はだいぶ変わってるかなと思いつつ
まあ仕事じゃないし
初学者としてはシンプルなとこから見てみるのもアリかと手を出す
いやなかなかのボリュームでした

コンピュータを使った犯罪を理解する上で不可欠ということで
コンピュータそのものの基本的な話ががっつり出てくる
電器店で「インターネットはどこで売ってますか」と
尋ねるレベルのおっさんに説明するような(実際そんな人いるか知らないが)
仕事上避けられなくてパニックに陥ってる中高年の警察・司法関係者が想定読者の本です
相当噛み砕いた例え話で説明してくれます

メールとは、掲示板とはこういうもので~なんてところから語られると目眩がするようで
そういえば私もバリバリの素人なので基礎知識の確認ができてちょうどいいw

添付ファイル開かなくても感染するとか
有線(ケーブル)でも電波が漏れてるなんてところから感心しきり
豊富な注釈や実例を見ながら体系的に知ることができます

なお著者はハッカー検事の異名をとり
性格柄かちょいちょいフランクさが覗くのは…
堅苦しく感じさせない、長所としておきましょう

ちなみにハッカーは本来良い称号で
悪質なものはクラッカーと呼ぶことはわりと知られてる一方
依然としてハッカーが悪い意味で用いられる状況がありますね
結局どっちでいくのかな

そのへんの区別のためにハカーを名乗ってるのかなあいつは。

タイトルとURLをコピーしました