『ダイヤのA』おいついた

マンガ

序盤の方しか読めてなかった高校野球マンガ
最新部分まで来ましたよ

2年生分からはactⅡと題して巻数リセット
かくしごとかなんかで新規客入りやすくするやり方って言ってたけど効果は疑問
むしろ巻数大きい方がこち亀みたいに長期連載自慢できそうじゃん
ドカベンが高3夏は大甲子園にタイトル変えしたのはコンセプト追加があるもんね

それはともかく
あらためて魅力を掘りますよ

まずは尺の長さ
入学前から高1夏→秋→高2春→夏とじっくり描くには
もちろんそれなりの覚悟と読者に支持され続けるクオリティが不可欠
それを練習と試合だけじゃなく学校や寮、スタッフやマネージャー、ベンチ外メンバーなど
実に多角的に、(たぶん)リアルに見せてくれます

さらに特筆すべきは
この長大なドラマをピッチャー主人公でいくにもかかわらず
降谷という同期の大型ピッチャーをライバルとして配置してて
主人公が投げない・出場しない試合も多いこと
エースに頼って酷使しないよう分業する現代の傾向を反映してると言えます

さらに地区内に強力な競合相手がたくさんいて
そこにもしっかりライトを当てるので
ライバル校同士の対決に時間をかけても盛り上がりが途切れない
群像劇的に楽しめる訳です

それでも主人公のキャラが立ってて
マウンドでもベンチでも常に檄を飛ばしてきたりでまったく埋もれることはありません
(まあ沢村の名を冠する意味があったのかはやはり疑問ですが)

むしろエースの座をめぐってしのぎを削る2人、
他校のライバルたち、上級生・下級生の有力選手がそれぞれ存在感を見せ
1番身近なはずの同期のチームメイトが影薄くなってる感はありますw
今後の活躍に期待ということで

ドカベンみたいにプロ野球編までいけそうなボリュームでも
ピンポイントで西東京からプロ輩出しまくるのは極端かな
まずは高3夏までの長い道のりが先ですね。

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