冴えない教師たちがほろ酔いで授業をやってみたらなんか上手くいった、
酒の力すげえ
って話で
大事件は起こらない、ぶっとんだキャラは出ない、笑いも取りにいかないのに
退屈せずにわくわく見られる
創作の研究材料にもなりそうな作品
小さな操作ミスが大事故につながる運転にはご法度でも
しゃべる仕事なら人を殺す心配もなく
饒舌になってむしろ上手くいく可能性がある
教師はなかなかハードル高いけど攻めた塾講師ならワンチャンいけそう
作家もアリだよね
劇中で述べてるヘミングウェイのほか
現代ではタクシューも酔いながら書くらしい
そういった議論のタネもある
ただ
目的をもった実験として行ってる(しかも上手くいった)のに
酒量増えるか?という違和感はある
(ストーリー盛り上げるために強引に曲げたように見える)
依存性あるものだし常に入れてると身体がもっと求めるようになる、と
専門家に言われたら信じるけども
またイケオジ主人公の夫婦関係は酒と関係なく元から悪く
酒と関係なく悪化してて(むしろほろ酔い時は好転してた)しかも描写量が多い
私生活もテーマにしたかったのかもしれないがブレる感じはする
そしてそんないろいろ受賞するほどの内容かというと疑問はある(失礼)
実験という建てつけもどうやって効果を数値化するのか謎で
主観だけの内輪企画なら論文テイストは要らないよなと。