『ブルー・マインド』

映画・ドラマ

原題はブルーマイマインド
女の子が金魚を食べて魚に変化してく話
あるいは元々魚化が進んでて金魚が美味しそうに見えた説も

とにかく見どころが皆無
かろうじてヤンキーの友情があるくらい

魚に変化してしまう現象を
伝奇でも教訓話でもホラーでもファンタジーでもなくダラダラ描く
100分尺なのに冗長でだるかった
溺れたり魚解剖したりと魚イベントが無理やり挟み込まれる

まず主人公の素行が悪くて興味もてないどころかかわいそうとも思えない
虐待なりネグレクトがある訳でもない
元からガラ悪いから転校してきた設定の意味が謎だし
病院ちょいちょい行ってるのに病院に頼らないの謎だし
実際養子なのか否か、それがなんで重要なのかわからない
不安ならさっさとDNAの裏付けとりゃいいじゃん

そして遠足行くには親のサインが要るのに
性的な出会い系サイトは子どもでも自由に使えるってどういう基準なの
(非合法サイトか?)

思春期の不安定さを魚を用いて表現したとか
退廃とセックスとドラッグこそが文学だ、って話なんですかね

方向は異なるものの
金魚食っちゃうつながりで言うと
陽だまりの彼女なんかは平板でもコンセプト(ほんわかファンタジー)がちゃんとしてた
作り手の最低限の良心としてそれは感じさせてほしいわ

この系統の源流に山月記がある、と言えるのかな。

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