俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第243回のお題はエレベーター
エレベーターやり過ごし階段に汗
四春
人が来るから見送ったのかなーと思ったんだけど
単に運動のためだそうで
修正指令
“エレベーターやり過ごしは字数の無駄
ニュアンス出したいなら「運動」とか「健康」とか言えば足りる
汗も夏の季語だから暑さと関係なく使うのはイマイチかな”
十七音しかない俳句に「無い」ものを入れる余裕はないのよ
「階段」には既にエレベーターを使わないニュアンスが含まれる
どうしても足りなければ効率よく補強する程度だな
第二稿
健康へノーエレベーター汗じわり
階段なら四音で済むのにノーエレベーターで中七埋まっちゃうじゃんね
プレバトに関しては発想を飛ばす(お題の言葉を使わない)のが許されてる訳だし…
汗も、
たとえば夏じゃないけどアイス食べたことを詠むなら
アイスと言わずに核心を伝えるなり強い季語を重ねて薄めるなり
そういう工夫をするのも俳句の楽しみではなかろうか
当初想定した修正としては
○○(季語)や階段出社一日目
みたいな
「階段で運動」の状況に具体性を足しつつ健康への意識を匂わせる形
でもどうしても汗でいくのであれば
夏の句として、暑い中さらに運動して暑いって句にするしかないかな
職場七階階段に落ちる汗
ちょっと健康志向までは入れられなかった…
査定は才能ナシで。