勝手にプレバトvol.26

勝手にプレバト

俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第26回のお題は大型連休の電車だそうで

 扉の開いたギウギウ車両走り梅雨
                 四春

満員の電車が走る・走り梅雨という要領の良さと
満員の電車の気分に合った季語のチョイスも良さげ

一方扉開くのって停車中だし客降りて混雑緩和のタイミングだから句の長所つぶしちゃう
上五はまるまる削って別の情報入れましょう
たとえばこんな風

 企業戦士ぎうぎうの列車走り梅雨

古語かなづかいならひらがながいいかな&走るなら列車がいいかなと修正
上五中七字余りにしてぎゅうぎゅう感をダメ押し(くどい?)
以上、凡人プラスで

…と、終わった気でいましたが一応作者コメント確認して誤解に気づく
「通路も人がぎっしり。自動ドアもほぼあきはなし状態」
ってこれ新幹線とか特急の内側の扉か!

これでは伝わらないなあ(お題の大型連休って聞けば多少?)
そのニュアンスでいくとこんな風

 走り梅雨乗客は通路まであふれ

字余りでぎゅうぎゅう感を(以下略)
おそらく通勤系の電車ほどには混まないものの
連休の混雑シーズンに家族連れで遠出する気分もまた
走り梅雨にマッチするんじゃないでしょうか
独り身だからよくわからないけど。

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