『探偵学園Q』

マンガ

金田一少年の事件簿と同じ製造元のミステリマンガ
あっちが愛憎劇ベースなのに対して(特に初期)
こっちは大小の謎解きベースに人工的なストーリーを肉付けした印象
さしずめ詰将棋問題集

高遠的な犯罪プロデュース集団が暗躍することで
一般人が次々高度なトリックをかましてくる状況に説得力をもたせる
一方迎え撃つ探偵陣も専門のカリキュラムでエリートを養成するという
剣乃の好きな世界観の極致というか、ほとんど元ネタなんじゃないかと思ったけど
探偵紳士の方がちょっと早いな…
まあもちろんランク制等個々の要素は昔からあるものではある

形が整ってる反面作り物感が強く
各事件限定の人物が弱い分レギュラーのキャラを立てようとしてるのがどうにも強引
キメゼリフも浮いてる
そんな無理してねじ込まなくてもと

例によって特定の人物に変装・なりすまし可能なので
(科学っぽくあれをやろうと思ったらターミネーター2の敵みたいにするしかないか)
何でもアリだよなあと冷めて見ちゃう

頭脳戦を素直に楽しめるのは裏の裏くらいまでよ
その裏のさらに裏とか言い出したらもう異世界ファンタジーです

とはいえファンタジーと割り切って
頭の体操パズル集として見ればちゃんと楽しめます。

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