効果を冷静に計算したものであったか、そして
恐怖による支配という本来的な意味かはともかく
暴力による目的達成というカジュアルな意味では既に大成功だ
世論を非常に遠く感じてうすら寒い
憎い相手に直接危害を加える意図なら安倍晋三ではピントが合わない
しかし統一教会の関係者に手を下したのであればここまで注目を集めるには至らなかった
社会を動かして団体そのものに圧をかけることはなかった
それは間違いない
この点太田光がいたってまともだ
｢テロによってわれわれが動き出したっていう自覚を持たないと。
こうすれば社会が動くって思う人が潜んでいる｣
テロによって歴史は変わらないというヤンの言葉を守らなければならないとした
フレデリカの意志に通じるものがある
もちろん問題が顕在化した以上放置する訳にはいかない
しかし注目させるという最低限の意義は既に十分果たした
あとは行政、警察から司法の領分だろう
もはや過激な報道は火に油、国民のゴシップ好きを満たし怒りを煽るだけだ
やたら政治家の統一教会との関係を追及する状況にも違和感しかない
古市談が簡潔にまとまってる
｢政治家って票集めのためならなんでもする人たちだと思っている。
だから、当然宗教とも付き合うし、他の組織とも付き合う｣
暴力団と関わってはいけないことはルール・共通認識として存在するから
票集めのためでも交流があれば非難することができる
でも宗教団体は今のところ禁じられてない
問題行為が確認されていてもあくまで個別の事案で
団体そのものが違法認定されてる訳じゃない
実質としてグレーな領域だと認識してた人がいてもおかしくないが
過去の時点でクロじゃなかったものを遡って糾弾するのは文明社会のやり方じゃない
フェアじゃないんだな
まあネットの声に多かれ少なかれ偏りはある
ただ安倍元総理国葬への賛否・露骨に落ちた首相の支持率を見ると
一般国民も確実に振れている
そしてそれをマスコミが先導しているという話
視聴者の見たいものを見せるのが基本姿勢、民度を映す鏡だからって
それが100%でいいのか
矜持は、公共心はないのか…？
