『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』

マンガ

病理医という多科にわたる診断のスペシャリストにライトを当てたお話
無愛想な岸先生のプロ意識と無骨な優しさが味

問題提起色が強く
命にかける志は同じでもアプローチの違いから対立したり
予算や人手が足りなくて雑になってしまったりというのは
実際の現場にもあるんだろうなと考えさせられます
(政治で解決できる部分もありそう)

直接患者を診ない職種ながら
医療ものらしい命のドラマとしても厚く
レギュラーメンバー以外の再利用が上手いw

もったいないのはメインの病理医描写で、ぶっちゃけわかりにくい
どういう問題があって誰がどの立場なのか見失いやすいのよ
それでも十分見入る内容なんだけど
たぶんそもそも「こういう仕事があるよ」って伝えたい気持ちがあると思うんだな
新人ポジションの先生がいたり
キャラの造形や表情やわらかくしたのもとっつきやすくするためでしょ
もうちょっと(セリフ中でも枠外でも)噛み砕いた説明を入れた方が意にかなうはず。

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