俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第158回のお題は秋の夕日
山紅葉上り下りもマスクビト
四春
効率が悪くて情報不足
こう縮めて何か足して、って言うケースが多いこの頃ですが
作者コメントに高尾山とあったので
修正指令はずばり
“「高尾山」も入れられる”
です
足すものの方を指定して縮め方を考えてもらうことにした次第
ちなみに山紅葉で一単語なのか、山村紅葉みたいだなと思ったらこれ
たぶん童謡の歌詞由来ですね
しかしそもそも照る山紅葉って何だ、どこで区切るんだろうと新たな謎に直面
いい感じに解説してるサイトがありました↓
「照る・山紅葉」??「照る山・紅葉」?? - あきらの徒然日記
秋の夕日に照る山紅葉 濃いも薄いも数ある中に 松をいろどる楓や蔦は 山のふもとの裾模様み...
気を取り直して第二稿
高尾山紅葉踏み分けマスクビト
多少意味が変わっちゃいました
あと下五は誤変換じゃないんだな…
造語ってつまり存在しない言葉なので
使うにはそれなりの大義が要ると思うんです
語呂がいいとか上手い表現だとか
マスクビトを目にした場合
そういう外国の言葉があるのかな?と考えた後(マーストリヒト的な)
マスクした人のことだよなあ、たぶん…という不安の中で読む羽目になります
そうまでして使うメリットはないかと
マスク人あふれ紅葉の高尾山
圧縮案として「皆マスク」に差し替えれば済みのつもりだったんですが
それだと季語が空気ってことで語順を調整
具体的な地名入れると急に締まって見えますね
山でマスクしてるだけの句と思いきや
マスクしてでも行く登山愛好家の姿、または
マスクしてても苦じゃない高尾山の登りやすさが出てると言えなくもない?
一稿才能ナシの二稿凡人マイナス査定です。