美しさのあまり生きづらくて愛する画家には嫁がいて
休日は主に泣いてる女性、をとりまく人たちのコメディ
一般にギャグとかってある程度ストーリーの流れの中で出すものですが
本作はストーリーぶった切ってでもネタを投下し続けるという
作者の強い意志と有り余るエネルギーを感じられます
そういう作品があってもいい
とにかくネタに勢いがあって
よき理解者であるつねちゃんが楽しい
それだけにイマイチ設定に乗れないのが惜しいんだよなあ
まず美しすぎてあらゆる異性に求愛される点ですが
むしろ美しすぎると「自分なんかお呼びでない」って
恋愛対象から外れるケースが多いんじゃないかな
(失礼な話、親近感あってワンチャンあるかもって思わせる人の方がモテるよね)
ギャグマンガなんだからそこ重要ではないものの
ギャグマンガだからこそ宇宙人に手術されたとか悪魔の実食ったとか
「なぜか異常にフェロモン出てます」ってふざけた設定にできると思うんだよね
いくら言っても結局贅沢な悩みだし
少なくとも奥さんに対しては加害者の立場な訳だから
無視しないで受け答えくらいしろよと結構不快になる
ぶっちゃけ主人公が好きになれないw
もちろんそれが無条件にダメとは思わないけど
本作に関しては明らかにギャグメインで
そのへんの引っかかりはノイズにしかなりません
個性強くて面白い、他人に薦められる、でもちょっと自分には合わなかった、
でも別の作品も見ようかなと思える
不思議な印象ですね
そういや上沼恵美子が「美しすぎて支障あるから逆手術した」とか
昔言ってたような気がする
凶器持ち出すレベルで人を惑わせるとなると逆手術が必要なレベルかもしれないわ。