『政治家の殺し方』

前横浜市長中田宏による市政の裏側レポート
本当に読んでて不快かつ暗い気持ちになる内容で
政治や利権に対する負のイメージがぎゅっと凝縮されてます
首長って権限が大きいからその辺顕著なんでしょうね

とはいえ目標を達成して自ら辞任するまで走り切ることはできたし
物理的に殺されることはなかった(橋下徹も然り)
その点で原始社会よりマシになってきてると言えるのかな

一方甘い汁吸ってる側だって職業選択の自由と責任があるでしょ
戦中戦後の混乱期じゃないんだから
著者は「向こうも必死だからしょうがない」と理解を示しますが(やさしい)
社会悪以外の何物でもないですよ

あまりに当たり前の話、無い袖は振れないのよ
先細ってる資源の中でやりくりするしかない訳で
たかだか生き方変えるのが面倒なくらいで抗う神経はどうかしてる
しかもでっち上げで人を陥れてまで、です
そしてマスコミの無責任と無恥は周知のとおり
この情報化時代、悪質なフェイクニュースは重罪にするべきだよな

なあなあで清濁併せ呑むやり方にも利点はあったかもしれない
しかし現に社会も財政も行き詰まってるのにそのままでいいはずがない

やはり国民一人一人の良識を底上げしてくことが必要と感じられます
ただ現実味や所要時間を考えるとあまり効果的ではない
むしろ性悪説でも回るように制度設計しようってのが
私が小さな政府を推す理由の一つです

規模が小さければ争う労力に見合わなくなる、
構造が単純であれば不正を発見・究明しやすい

政治家の活動・お金の流れが多岐に渡る上に実際不正をやる政治家もいますから
疑惑捏造の波状攻撃受けたらこうなっちゃいますよ…

まともな神経の人が身を削って公に尽くしてくれたことにあらためて感謝しつつ
ここで醜い現実を確認しておきましょう。

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