科学者が物質転移装置を発明して
自分で試した際にハエが混入して融合し
だんだんハエ人間になってしまう悲劇
機械や人物の描写のすべてが前時代のテイストで
古くささを差っ引いてもちょいちょい引っかかる
生き物で転送成功してないのに植物とかマウスすっとばして
いきなり猿(ヒヒ)いく??
ハエ成分混入したとて人間成分が完敗するか疑問だし
はたして人間の重さで天井に貼り付けるもんだろうか
何より恋人が寄り添ってくれすぎ
出会って間もない、たいしてイベントも経てない段階で
変身過程のヌルヌルの彼を迷わず抱きしめられるかなあ
ナイチンゲール級のホスピタリティの持ち主だわ…
そもそも自分で作った機械を自ら使った結果なので
「バカだなあ」が先に来てしまって
山月記や変身(カフカ)みたいに神妙な気分にならないのよ
中盤からはハエ化が進行するだけで目立った展開もナシ
でもまあ
食事中じゃなければなんだかんだ見てられる不思議な作品
主演の俳優が男前だけに怪物化への大きなギャップが出せる
この学者っぷりが評判良くてジュラシックパークに繋がったんだろうな
転移先で再構成する、なんて道具が出るから
スワンプマン的な哲学要素期待しちゃったけど全然そんなものはなかったw
あと“いつも同じ服装の人”というと我々はジョブス思い浮かべがちだけど
遡るとアインシュタインなんだなと。

