高校は“知らない奴も全員仲間!”みたいな場所だったから
たぶんなかったと思う
中学のときはまだ身分みたいな意識が育ってないはず
ただ私は人と人の空気に人一倍鈍感な自負があるので
気づかなかっただけ説は捨て切れない
初めて聞いたときも
先に本家カーストを知ってて(全種言える)
ヒエラルキーなんて言葉も英単語として認識してた(ハイアラーキーの音で)くらい
素朴な優等生だったんよw
カーストと呼ぶのか、おもしろいと最初思ったんだけど
あらためて考えてみるとしっくり来ない
同じ嗜好や性格傾向の人が集まって仲良しグループになるのは同意できる
しかしそこに縦の階層があるように感じないんだな
あえて言えばやんちゃで暴力的なグループが
弱者グループに絡んだりパシらせたりするとこだけ
ピンポイントに力の上下があるという程度
全体がピラミッドだとか1軍~3・4軍みたいな概念が本当に存在するのか、
どうやって認識を共有するのか疑問だったし
その考えは今でも変わらない
ただ1つだけ
これはもしかしたら?と思い当たる事案がある
先述のとおり私は勉強できて覇気もある方だったので
何かしら標的にされることは基本なかったんだけども
一人だけ小突いたりしてくる人がいたのよ、やんちゃクラスタで
そのへんの事情知らない友だちとなんか遊んでた最中に
たまたま彼がやって来て私に絡み出したのね
それを見た友だちが言った何気ない一言
「なんで○○君が殴られてるの」
怒るでも笑うでもなく率直な疑問として(穏和な友から)出た言葉が
確かにやんちゃ君を怯ませた感があった
これが暗黙のカーストか、と思ったような気がする
彼が怯んだのも友が疑問に感じたのも
“殴られていいのは弱い階層の者だけである”という
カースト的な無意識だったのではなかろうか…。

