めちゃくちゃ良作
エンタメのデパートです
ヴァンパイアや雪女といった亜人とたまたま巡り合わせた教師による魂の授業
熱血指導じゃなく心の交流と包容ってイメージ
特徴的なのは亜人が存在するとしたら科学的・社会的にどうなるかを
ものすごく真剣に詰めて世界観を構築してる点で
ノンフィクションなんじゃないかとさえ感じさせてくれます
さしずめポジティブな空想科学読本
また亜人という特殊な存在がどう振る舞うか、周囲の人間がどう関わるのが適切なのか
丁寧に掘り下げていく部分は
実際のマイノリティ全般に通じるものがあり
道徳の教材としても使える
安易に各種亜人大量投下せず一人一人じっくり描こうという作者の誠実な姿勢が見える
そういった内容を可愛く気軽に楽しむことができる
しかもちょいちょい落語的に上手いこと言語芸入れてくるんですよ
もう至れり尽くせり
どこに出しても恥ずかしくないマンガ文化の見本です。
