『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』

映画・ドラマ

これは堪能した
初代ガンダム本編の1エピソードを掘り下げた映画

戦闘中負傷して敵の世話になって交流するという
まあ古典的なやつですよ
ただ敵のドアンはジオンを抜けて孤児たちと生活してて
連邦・ジオンとも敵としてやってくるような状態

またこういう軍人ほだされ系としてはアムロが民間人マインドに近いのは特徴的
(仲間のもとに戻ろう程度の意識はある)
身体的にも健康な子どもに負けるレベル

そして戦場に子どもがまざる従来のカラーが強く出てます
自給自足生活も相まってもはやジブリ映画に近い
ガンダムシリーズでいうと0080の戦場から遠く生活感のあるテイスト、
あれをさらに強めたような

一方はぐれたアムロを探そうとするホワイトベースの面々の民間色も強く
限りある出番でしっかりキャラが立ってる
予備知識なしで楽しい、あればさらに楽しい模範的な形式です
テンポは遅いけど急いで見せる内容でもないでしょう

何気にファーストは劇場版しか見てないので
ぼちぼち本編チェックしてみるけ

なお声優は初期メンバーと代替メンバーが混在
アムロは本人なのに当時の雰囲気に寄せようとしたのか妙にモノマネ感があった

閃光のハサウェイと違って古い時期の物語を新しい技術で描くって点では
スターウォーズと同様の現象になったか

それより気になったのはペットボトルの存在
ニュータイプがいてモビルスーツが戦闘する世界なら別におかしくないが
放送当時の日本にはあんまり普及してなかったんじゃないかな

あとこの世界って階級込みでもファーストネーム呼びが基本じゃん
ドアン子どもたちからあんなに慕われてるのに名字呼びなんだなあと
東洋式混在の可能性はハヤトコバヤシ(とかシンマツナガ)が否定してるし
名字で親しまれるダバマイロード型なのかしら。

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