『ライアー×ライアー』

マンガ

そんな神経をすり減らす頭脳戦ではない
変装して義弟と会った後やめるタイミングを失ったまま関係が発展してしまう感じの話

全体にクオリティが高い
メインキャラの心の動きだけでなく
出番の多くないサークルのメンバー一人一人まで作り込んで丁寧に描写してるのがわかる
やや珍しい大学生マンガとして日常の雰囲気を楽しめる、
家族交流があって、主人公のキャラがしっかり立ってる
二重生活のあれこれでハラハラさせ、決断できない先送りでやきもきさせてくれます
絵柄は丸っこくてマイルド

ただ冷静に考えると弟の
「拒まず追わずのイケメンで女とっかえひっかえで評判悪い」ってのは無理がある
変態なり浮気・暴力なり強めのマイナス属性もってないと女の回転率が上がらないじゃん
寄ってきた後離れてく理由が「素っ気ない」だけでは弱すぎる

そこ目をつぶったとしても
大学の人数と面積から言ってその程度の奴は噂にならないよね(高校ならまだしも)
タレント活動でメディア出演してるくらいのレベルじゃないと
「学科やサークル等接点のない女癖悪いだけのイケメン」の話をわざわざしないでしょ

潔癖姉が毛嫌いする状態で始めたかったんだろうけど
この条件クリアするには二股も嘘も厭わない性欲モンスター設定が必須かと
(もし40歳だったら平均3年×8人とかで達成できなくもない)
作者があんまり美しくないものを描きたくないタイプなのかもしれません。

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