『課長 島耕作』

マンガ

マンガ界有数のビッグタイトルのシリーズ一本目
家電メーカー社員のサクセスストーリー
とにかく女にモテまくる
本人も優秀かつ誠実なことに加えて
慕ってくる女たちや男たちの助けで次々起こるピンチを乗り越えていきます

今見ると日本の黄金期を窺う資料にもなりますね
当時における「これからはこういう時代だ」感が出てる
モテの件にしても家庭のある立場なので今の感覚だともっと責められると思うw

まあ基本自分からはいかないし
嫁に関してはある種お互い様
娘にかける時間や思いやりは乏しく見えるけど
当時はよくある父親像だったんじゃないかな

意外なのは島に出世志向がないこと
現場にいたい主義(校長目指すよりずっと担任持ちたい的な)なので
ただ面倒なのがイヤというのとは違うが
時代を先取りしてた部分があるかもしれない

オールウェイズさながら随所に人間味が生きてて
良くも悪くも大ざっぱで大らかな頃の空気が感じられる大作です。
(もっとも島自身は派閥入りを断っただけでクビ宣告されたり
東南アジアでコミュニストに銃撃されたりとしっかり揉まれてます)

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