冬のバラードに関する考察

FIELD OF VIEWの思い出から事案
初期以外にもいっぱいあるんですよいい曲

秋風のモノクロームという上位互換が後に出るとはいえ
個人的に好きな系統で第一印象からグッときた冬のバラード、
の詞で今さら気づいた違和感がある

引用箇所多いため全文もってきました↓

午後から雪になった街は銀色 君はいない
約束してた休日を 今頃どこで 過ごしてるの
戻って来てほしいよ なんでもない顔で

行き詰まりの恋 もうやめたって 僕の肩で泣いた夜
抱きしめてしまえば良かった あいつに帰れないように

さよなら冬のバラード ゆずれない想いは消せない
僕のものじゃなくてもやっぱり 君を 忘れられなくて

乗り過ごした地下鉄で バッタリ会うって 皮肉だよ
彼を紹介する笑顔が 隣見上げて 輝いてた
素直すぎる君を見てたら どうにもならないと思った

やがて僕はすべて忘れてゆく きらめいた日々さえも
壊したくない夢 抱いてみても 今は ぼやけてゆくだけ

冬の風を受けて ひとりきり立ちつくしている
僕はこれからどこへ行こうか 長い夜が始まる

春一番が吹く頃は僕らは何をしてるのかなぁ
白い吐息が流れる隣に ああ 君はいない

さよなら冬のバラード ひとりきり立ちつくしている
僕はこれからどこへ行こうか 長い夜が始まる
ああ 君はいない

疑問のポイントはずばり、君とは一体どういう関係だったのかです
なかなか不可解で困る

最初のブロックまでではありがちオーソドックスな
元恋人への気持ちという解釈で全会一致でしょう

しかしその後の抱きしめてしまえば良かった
さらにサビの僕のものじゃなくてもでガラッと様相が変わる
あんまり元カノでこの表現にならないですよね

さらに2番で無邪気に彼氏紹介してきますし
重めの恋愛相談と合わせてもここがデキてたとは考えにくい
元カノだったらまあまあヤバい奴になっちゃいます

しかししかし
はたして恋人未満の相手に戻って来てほしいと言うだろうか
トータル3回も君はいないと言ってますが
最初からずっといないというか、そもそも君がいた時期はない訳で
なんだかストーカーの片鱗が見えて恐いw

恐いでしょ
さてこの謎をどう解くべきか

間をとって
ちゃんとつき合ったことはないけど一晩だけ関係をもった、
とかならいけるだろうかと考えました

でもまた話は戻って
抱きしめてしまえば良かったと言ってる以上
そのときだけでなく前後でも抱いてないと見るのが自然です

なので思い切ってちょっと飛躍しますよ
“交際の事実はあったが彼女は記憶喪失になって忘れてる
でも事情があって(今彼に気をつかって)教えてない”

これでどうだ

かなり特殊シチュエーションなことに目をつぶれば
解釈としては一番矛盾がない気がする
そういや探偵紳士シリーズ(?)のゲームで似た構図があったわ
(誰も知らないことはわかってる)

似た構図ならむしろ冬ソナが有名か…
まさか冬のバラードの真相は冬のソナタに捧げるバラードだったのか?!
ちょうどどっちも四季シリーズ感がある
今頃どこで過ごしてるのヨン様

…といった大技でも駆使しないと結局
円満にお別れしたド天然の元カノ説に渋々落ち着くしかないんですよね
まあ身も蓋もないことを言えば
作詞家の脳内で設定がごっちゃになった説は結構あるけども

おぼろげな記憶、
なんかのライブで歌った先行公開バージョンを友人宅で見たことがあって
多少歌詞がCD版と違ったんですよ
推敲過程で間違って繋いでしまうケースはあり得るでしょう

なお作詞の小田佳奈子はもうずいぶん活動してないようです
ウィキの「ビーイングに関わりの深い女性作詞家」って説明が漠然としてて笑える、さすが。

FIELD OF VIEW 冬のバラード
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