勝手にプレバトvol.145

勝手にプレバト

俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第145回は別番組(?)から風鈴と浴衣で2本来ました

 風鈴に午睡醒めもう一眠り
 樟脳の微香一年振り浴衣
                 四春

修正指令は両方同じ主旨

“「醒め」はもう一眠りに含まれてる
「午睡」も眠りが重複してるから削るなり短く表現するなりできる”
“浴衣は普通夏限定だから樟脳香るなら「一年振り」は不要”

無駄情報落として別のこと言おう、ですね
それで内容の薄さ改善を図ります

第二稿

 風鈴は音にはあらず一眠り
 樟脳の微香浴衣でシャナリシャナリ

弱いなあ
というか風鈴の方は難解になった

音にはあらずまでで見ると
「風鈴の価値は音色ではない(見た目だ、とか?)」って意味のようですが
下五とつながらない
トータルで見ると熟睡の妨げにならないって意味か
ただそうすると眠りの句になって季語が死ぬ…

 風鈴は夢か現かもう一寝

初稿の二度寝要素を残しつつ風鈴の存在感を幾分強化
浴衣の方は最後字余りが全然しなやかじゃないので

 樟脳の微香浴衣のしゃなしゃなと

定型のリズムに収めます
なお「で」はいつもの散文的なやつ
微香は…鼻腔とかかってたりするのかな

総括、どっちも内容が少ないというか対象が自分で完結してるんですよね
ちょっと外の世界に描写を広げられるといいと思います
一稿がダブルで凡人マイナス、二稿が才能ナシ&凡人ってとこで。

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