俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第136回のお題はリュック
怪我友のリュックを抱き春の山
四春
わりとまともなパターン、やはり実体験は盤石だ
ただわかりやすい問題が1つ
修正指令は
“それを自然な日本語で言おう
怪我友では美しくない”
です
単語の羅列ではただの情報なので俳句に昇華しましょう
第二稿がこちら
春の山転んだ友のリュック持つ
ほぼ正解が出た!
語順(配置)はこれがベストだと思います
まさに今転んだ・持ったという印象になる点だけ調整して
春の山手負いの友のリュック負い
“手負い”は遊びすぎかもですが友はケガを“している”状態、
負うを連用形にすることで負いながら登山・山歩きする画が導かれます
動詞のちょっとした活用でニュアンスが変わるのが言葉の面白さであり
字数制限のある俳句では特に顕著と言えるでしょう
句の内容・修正から考察まで充実した回でしたw
一句が凡人、二句が凡人プラス査定です。