『車輪の唄』『ray』

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日本音楽界屈指の才能の塊藤原基央
友だちに借りて歌だけ聴いててバンド情報とか全然知らずにカラオケで歌うと
詞曲・Motoo Fujiwaraって出て
「へえムトゥーフジワラって人が作ってるんだ」とか思ってました

メロディの沁みる曲が好きな私があまりマークしてなかった車輪の唄ですが、
この曲よく聴くほどクオリティがすごいことに気づく

まず繰り返すおどけたメロディと「錆びついた車輪~」のフレーズが
曲を通して危なっかしい疾走感を作る、これは言わずもがな

詞を追ってくと1番で僕は泣いてた、2番もうつむいたままとただの泣き虫ですが、
その後あのとき君は~と焦点が変わり、
君は何なんだってところでウォウウォウ言って間奏いって引っ張る、
さらに自転車で走る僕に戻り、サビにかけて「ゆっくり離されてく」、ここが最高!
「はなさーれーてーく」の音に合わせて光景がすごいクリアに見える!詞曲のシンクロが神

さらにさらに、この最高潮から最後のサビで君も泣いてたことが明かされる
2番サビ時点で泣いてたことを時間差で明かす、いわば叙述トリックですよ奥さん(誰)

そしてまた錆びついた車輪~で締めると。もうただただ褒め讃えるしかありません

BUMP OF CHICKEN『車輪の唄』
BUMP OF CHICKEN「車輪の唄」作詞・作曲:藤原基央編曲:BUMP OF CHICKEN & MOR錆び付いた車輪 悲鳴を上げ僕等の体を運んでいく 明け方の駅へとペダルを漕ぐ僕の背中寄りかかる君から伝わるもの 確かな温もり線路沿いの上り坂で「もうちょっと、あと少し」後ろから楽しそうな声町はとても静か過ぎ...

rayを初めて聴いたのは紅白でした
えっ紅白にバンプ?!とざわざわしたものですがライブ会場からの中継でした
あれ許されるならメジャーバンドばんばん出せるだろと

それはともかくそこでなんとなく気になってだんだん繰り返し聴くようになりました

大切な人とお別れして歩いていく道で
痛みは忘れても消えない、だから大丈夫だというこの感性ですよ
なぜとは言いませんがそのときの私には特に沁みました
死別(飴玉の唄)を歌っても生別を歌ってもやっぱりバンプは最高だ!

希望が眩しくて身体が受け付けないときはシロップに逃避しつつも
この歌に力もらって生きてます

初音ミクとデュエットしたバージョンも有名で一見きれいにはまってますが
詞の内容考えると違和感しかない
こんだけ息合って気持ちも合ってるなら
「お別れしたのなんでだろな」とか言ってないでさっさとヨリ戻せよw

ところで最後を「この痛みの始まりには君がいる」と歌い間違えて
恨みがましい感じになってしまうことがよくあります・・

BUMP OF CHICKEN「ray」

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