『勝利インタビュー』

登場人物 インタビュアー 首相

イ:放送席放送席、ヒーローインタビューです
 見事参議院議員選挙の勝利を収めた自由自由党の田中首相にお越しいただきました、
 過半数議席獲得おめでとうございます
首:ありがとうございます
 20時のニュース速報が出た瞬間勝ったと思いました
イ:この勝利をどなたに伝えたいですか
首:やはり国民の皆さんに
イ:選挙戦を振り返ると、党首の差が大きかったでしょうか
首:いや民民民主党ほか党首の皆さん力がありますから党首力では差がつかなかった
イ:では勝敗を分けたのは
首:我々保守政党ですし、保守ということに尽きるのではないでしょうか
イ:なるほど
 ここまでの政権運営には強権政治だという批判の声もありましたが
首:そこは保守ということで強権を見せる場面も出てくるかと
イ:強気の姿勢ですね
首:常に国民ファーストでやっております
 国民ファーストの思いが必ず伝わると信じているので
イ:実際に先日の補欠選挙に続いての勝利となりました
首:前哨戦でしたね
 本当に補欠組がいい流れを作ってくれたと思います
イ:今後の戦局はどのように見通されますか
首:地道に足で稼いで選挙区を1つずつ勝っていくだけです
 真っ向勝負でやっていきたい
イ:なお社会社会党を中心に内閣不信任決議案提出の動きがあるとか
首:厳しく内閣を攻められてますね
 しかし怯まずしっかり踏み込む
 頼りない姿を見せたら政府はアウトですから
イ:セーフはアウト・・
 では改めて国民の皆さんにメッセージをお願いします
首:これから憲法改正に向けてどんどん議論を深めてまいります
 9条が熱い、どうか9条に関心を寄せてください
 そして今までの憲法にサヨナラしましょう
イ:どうもありがとうございます
 それにしても総理、まるでずっと野球のお話を聞いているようでした
首:確かに政治と野球は同じと言っても過言ではない
 どちらも表があれば裏もある
イ:え、そんな堂々と裏があるとか言っちゃって大丈夫なんですか
首:あ、今のはちょっとしたイレギュラーで
イ:詳しく聞かせてください
首:ううるさい、外野は黙ってろ
イ:まさか国民のことを外野とおっしゃるとは
首:いや誤解だよ誤解
イ:これは次の選挙で国民の審判が下るかもしれません
首:・・もはやアウトローな手を使うしかないか
イ:総理がどんどん壊れていきます!

コントで学ぶ野球と政治の共通点

作者コメント

ストックのどれを動画にするかってときに
「これ字幕ないと伝わりにくいやつだな」ってことでスムーズに決定

改憲に前向きとも改憲する政治家は悪党ともとれる
両サイドに言い訳のきくポジションをとってます。

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