難民を住み込みで働かせてる親子が重傷者を見殺しにして
親父はどうしようもないことと割り切ってる一方息子はそうもいかず
バレないうちに残された妻子を追い出そうとする親父と
真実を伝えるべきか葛藤する息子が衝突する
今の感覚で見ればただのクズ親なんだけど
弱者から搾取して贅沢してるというには暮らしぶりがよくない
雇う側・雇われる側とも他に生きる術がない状況なんだろうな
この人がいなくなったら難民たちは働く場所がなくなる訳で
極悪人として簡単に切っては捨てられない
根深い貧困社会の空気に満ちてます
加えて若者の悩みと成長というテーマのため
国語の教科書に載ってる物語のようでもある(読後にディスカッションできそう)
激しいエンタメ的展開がないのがまた教科書ちっく。