『Winny』

映画・ドラマ

いい映画だった
見入った…けど
実話ベースと考えるとひたすら気が重くなる
仰天ニュースの再現映像の豪華版といったところか

Winnyの開発者の逮捕と裁判、無罪を勝ち取る戦いに加えて
裏金告発した警察官の孤独な戦いも描かれる
こっちは証拠流出にWinnyが一役買っただけで直接の交流はなく
顛末の情報も十分ではない

となると作品として形を整えるより
事実のみで構成することを選んだものと思われる
しかしそれにしては警察が真っ黒

対峙した側からの視点ってことなんだろうけど
よく公開できたな
まあ表現の自由が死んでない証と言えるのか…?

開発者金子勇は
「一芸に秀でる頭脳をもつ一方コミュニケーション等の社会生活が苦手で
よくわからないまま権力者や悪人に利用される」タイプの典型で
それだけに状況の理解・想像がしやすい

そして彼の貴重な人生の時間が奪われたこと
社会に恩恵を与えてくれる機会が奪われたことが惜しくてならない

なお警察官の方は本人の希望で役を実名にしたらしい

俳優・吉岡秀隆のリアル過ぎる演技に警察幹部が「困った映画だ」 警察裏金問題を告発した元巡査部長とは | AERA dot. (アエラドット)
「組織のためなら何してもいいんか?」制服を着た巡査部長役の吉岡秀隆さんが、同じ警察官にそう問いかける。3月10日に封切られた映画「Winny」の一場面。吉岡さんの役は、愛媛県警の巡査部長時代の20…

真剣に捜査して誤りが起きるならまだしも
メンツや隠蔽のために罪が捏造されることはあってはならない
それは本当に許しがたい、犯罪そのものである。

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