気にしすぎの青年とコスパの鬼の妹と
なんくるない美女をはじめとする沖縄っぽい人たち(埼玉在住)の日常をベースにした
おなじみの連作小ネタ劇場
なんくるないず・気にしーさーなど沖縄もじりが冴えわたって
コスパいじりも楽しい
ネタは北の国や左翼闘争まで守備範囲広め
こっちは楽屋で女子たち(落語家?)がくっちゃべってるだけの
おなじみ連作小ネタ劇場
作風柄こうやって設定を削り込んでも問題なさそうですが
私のようにストーリーを軸に作品を見る人には
キャラの顔と名前が一致しないどころか
どんな名前のキャラがいるか、そもそも何人組なのかさえわからなくなります
それでも楽しく読めるなら別にいいんじゃない
なんくるないさー
しかしこのスタイルって
一般のストーリー作家に比べてアイディア出す負担が尋常じゃなく多いと思うんですよ
長年活動し続けてるのに加えて他人に原作提供までやってる
久米田康治の能力には特異なものがあります
例えるならマンガ界のジャルジャル
(…あんまりすごさが伝わらない?)
一方でこのスタイル
雑誌の重量感ある作品の間にあるからこそ真価が発揮される漬物のような存在で
単行本で続けて読むとちょっと飽きる、
ギャグマンガの中でも特にその傾向が強いような気がします
まあ好んで漬物食べ続ける人もそれなりいるかな。