悲しみの連鎖

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先に言うと結論は出ません

テレビアニメ「推しの子」の“恋愛リアリティーショー編”、逝去した木村花さん母が批判 「傷つくことは想像できないのかな」
花さんの一件とストーリーラインが同じではないかと訴えました。

「私たちが無事取材などで語った詳細がそのまま使われているのです」
争点はここに尽きると思う

客観的に見て、特定の件をどれくらい再現してると言えるか
一般の物事として問題提起してるだけなのか、具体的なモチーフを想定して描写してるのか
その判定ですよね

後者にあたるという趣旨のお話なので
実際どちらと見るのが妥当かを議論するのが適切と思われますが
恋愛リアリティーショーに触れることそのものに抗議してると解釈した批判が多く
被害者の遺族がさらなる不当な(論点のズレた)攻撃にさらされる状況は
見ているだけで苦しくなります

「実際にあった話をそのまま使うこと」の話をしている

そもそも木村花さんについて
諸々の経緯や詳しい状況、お母さんが語ったことをしっかり把握してる一般人が
一体どれほどいるのでしょうか
そこわからなかったら一般の問題提起か具体的なモチーフの想定か判断しようがないのに
なんでそんな強い口調で批判できるんだろう

いくら社会的な意義があっても
特定の個人を勝手にがっつり描写していい理由にはなりません
それなりの手順を踏む必要がある

一方一般的な内容の範囲に収まるのであれば
遺族の過剰反応だったということになる

どちらなのか判断するだけの情報が私にはないです
だいたい皆ないんじゃないの

しかも木村響子さんが放送中止や賠償を求めてる訳ではない以上
公的にその判定がなされるかもわからない状態です

つまり逆に言えばただ意見を言っただけなんですね
なのにそこまで叩くのかって話で、もう狂気を感じますよ

なお有名どころで『宴のあと』(ウィキ)の裁判を思い出しましたが
あっちはプライバシー暴露の性質が強いのかな。

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