『とかげ』

たぶん初吉本ばなな
それぞれ男女の短編集

特殊な境遇の登場人物目白押しで
この尺で終わるの、もっと掘れるっしょ?と思うものが続く

それだけにセンセーショナルで飽きずに読める、
一昔前のシャレオツに触れられるんですが
とにかく文章が読みづらい
流れが想定外でスラスラ頭に入らないんだわ

さしづめ詩のノリで書いた物語です
わかりにくさと共にゆっくり味わうのがたぶん正しい楽しみ方
理性型の人・要点をサクサク欲する人には不向きです(私含むw)

いつからこんな即物的な人間になってしまったのだろうか…
いや詩的なものに興じた年代なんて元々なかったかもしれない

教科書に載ってそうな文体とも思ったけど
わりと内容が過激でそのまま使うのは無理だな~

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