『いじめのケジメ』

マンガ

過去にいじめをしてきた奴らが
それぞれ方法にちなんだ形で殺されていく一見サスペンス

まずこのコンセプトの時点で
一般に想像するいじめを質・量ともに凌駕してる
(その後も立派な悪人に成長してて同情する気が1つも起こらないw)

たとえば万引きだって窃盗という犯罪には違いないですが
犯罪集団の組織的な窃盗と同列には描写できないですよね
そういうアレで

一般人の悪意がエスカレートして、というより
もう反社なり過激な政治・宗教団体の積極的な暴力って印象なので
いじめや復讐をテーマにした作品として認識しづらい…

復讐ものって静かで深い闇を感じさせるのが効果的でオーソドックスじゃないですか
『魔王』みたいな

その点本作は登場人物全般にやたらガタイがよく緊張感がない
(絵柄が合ってない)
おまけにやたらフィジカルが強い
「クライムサスペンスかと思いきやバイオレンスアクションだった」
要約するとこれですね

仕上がりはともかく
王道と違ったアプローチに挑む姿勢は好きですし
手塚治虫時代のような絵柄は味があって内容次第でプラスにも働くと思います。

タイトルとURLをコピーしました