名作古典
武田信玄の影武者を描いた黒澤映画
一応ネタバレ含みます
影武者を用意した矢先本人が死んで
3年は隠せという遺言を守るためフルタイム勤務が始まる
ネットはもちろん写真もない時代
偉い人を直接見られる人が限られてる環境で
影武者というシステムは世界各地にあったでしょう
いろんな相手にバレないようにしたり
敵が「死んでるんじゃないか」と探りを入れたり
自然とストーリーが盛り上がる
実際、トップが経営・戦略・戦術・戦闘すべてに長けてなくても
それぞれ優秀なスタッフを見極めて起用できればいい
人々を統率する人望やカリスマ性がたぶん一番重要で
模倣によってカリスマの威光をしばらく延命することは可能だろう
本作が上手いのは
本人にはちょっと会っただけで
影武者業から逃げようとしてた元盗人ですら
亡き信玄のために尽くしたいと強く思うという姿を通して
その威光を際立たせてるところですよ
これで一気に重厚な雰囲気が出る
そして3年という期限設定も
惰性じゃない緊張感があって有効…と思ったのに案外惰性で
家臣たちが全然先のことを考えてない
3年隠せってのは
体制が弱体化しないように滑らかに次代(勝頼)へ移行しろって意味だろ普通に考えて
しかも信玄にしか乗りこなせない愛馬がきっかけでバレるんだけど
馬も替え玉でいいことに誰か一人くらい気づかなかったかなあ
人間の替え玉用意するより100倍楽だぞ
有能な家臣たちが力を尽くしたが不慮の事態によって
あるいはそれを上回る信長の知略によって敗れた形にはできなかったものか
信玄以外はポンコツだったためどうにもなりませんでした、
残念ながらそういう結論の映画です
中盤まではよかった。
